こんにちは。川中です。
自信や自己肯定感が低いとお悩みの方にお話を深掘りしていくと、根底には人間関係を円滑にしたいという思いにたどり着く場合がよくあります。
人間は社会的動物で、生物として繁栄していくために集団を形成します。
他者との結びつきを作ったり、強めたりするのに利用しているのものがあります。
あなたは何だと思いますか?
「共感」です。
他者から共感されることが集団を形成していく上で大切な働きをしているんです。
あなたは、自分の考えや好きなものが他者から共感されると、自分が「認められた」と感じた経験があると思います。
反対に否定されたり、興味を持たれなかったりすると、相手に自分そのものを否定されたと感じてしまいます。
そして、私たちは知らず知らずのうちに、自分は認められたいくせに人のことは否定しているケースも多いのです。
人間関係を円滑にすることは、自信を持って、自己肯定感を上げる上でとても重要です。
「共感力」を身につける為のポイントをお伝えしていきますので、ぜひ読んでみてください。
相手に共感していくこと、たとえ共感できなくても少なくとも否定しないことが大切です
共感というのは、実は高度な能力で人によってはかなり差があることがわかっているのです。
誰かが意外な行動をとっていた時、他の人は「?」という状態でも、別の人は
「きっとこう思っていたんだろうな」
と、その人の表情や態度や仕草などから、かなり内心の推測がつく人もいます。
なので、人を簡単に責めたりできません。
例えば、悲しいことがあっても明るくしている人を見ると
「意外と元気そうだね」と思う人もいれば
もっと強く共感(同情とも言えます)が湧くでしょう。
そういう共感力が、優しさを伴って
「この人は私の気持ちをわかってくれる」と人望が高まります。
共感力の伸ばし方
色々な考え方や感じ方、価値観や気持ちに触れるほど、共感力は高まっていきます。
なので沢山の人と接することが大切です。
できれば、幅広い年齢の人たちと関われるといいですね。
それが難しければ、映画やドラマ、小説や漫画など色々な物語に触れるようにしてみましょう。
実際の人生のシーンで
「これに似たシーンがあの物語にあったな」とすぐに頭に浮かぶ様になったら共感力もかなり高まっていますよ。
共感力が高まると、色々な人の気持ちをわかってあげられるので、相談されたりする様になります。
何でか分からないけど、普段から周りの人や友達から相談されることがあるという人は共感力がもともと高いのだと思います。
共感を持って人間関係を構築する為の姿勢
人が相手に好意を持つ時には共感以外に、「同意、理解、賛同」をしてくれる人を味方と感じます。
その前提には相手が
「自分の話を聞いてくれている」と思ってもらえる事が大切です。
その為の効果的な方法は、
相手の目を見る
できたら4秒間くらいは目を合わせましょう。
すぐに視線をそらすと「話を聞いていない」「自分に関心がない」と思わせてしまう恐れがあります。
相手に体を向ける
オフィスなどでパソコンの画面を見たままで生返事をする人もいますが、体を向けて目を合わせて会話をすると「大切にされている」という気持ちを生みやすいです。
メモをとる
必要に応じてメモを取る行為は自分の理解を深める行動にもなりますが、相手にとっては安心感を与え、その行動だけでも相手の「承認欲求」に繋がります。
いかがでしたか?
共感力は沢山の人と接する機会が多いほど上達しやすくなりますので、共感することを意識しながら行ってみてくださいね。