こんにちは。川中です。
自分では一生懸命やっているつもりなのに、なぜか
「仕事が遅い」
「ひとつのことに時間がかかりすぎる」
と指摘されてしまう人がいます。
そして、周りとの行動のペースが違うと周りも自分もイライラしてしまうものです。
周囲のペースに合わせられないと
「私って仕事ができないのかな。」
「どうして注意されてしまうのだろう。」
と落ち込んだり、相手のことをストレスに感じたりしてしまいます。
けれど、捉え方が変われば行動が変わってきます。
認知行動療法では
「真実は同じでも捉え方(考え方)が変われば行動や感情が変わる」
という悪循環の直し方、バランスの取り方をしています。
分かりやすい例えとして、
「コップに半分の水が入っていた時、どう思うか?」
という質問があります。
「コップに半分の水が入っている」
という事実はひとつです。
けれど、それを
「もう半分しかない」
と捉えれば
不安な感情になったり、水を足そうとする行動を取るかもしれません。
「まだ半分もある」と捉えれば、余裕のある気持ちになったり、誰かにコップの水を一口、分けて上げることをするかもしれません。
つまり、事実はひとつでも捉え方が変われば、感情や行動が変わっていく、という流れができるのです。
先ほどの
「仕事が遅い」
「ひとつのことに時間がかかりすぎている」
というのは、揺るぎない事実ではなく、誰かからみたひとりの捉え方なのです。
コップの水のように、別の誰かから見た時は
「仕事が丁寧だ」
「細かい部分にまでに手を抜かず、最後までやり遂げる」
という捉え方になる場合もある。
ということです。
「仕事が遅い=仕事が丁寧」はある意味では同義語です。
他人からの評価を、視点を変えて見直すことで、必要以上に落ち込まずに済むだけでなく自分の長所に気付けることは、実は沢山あります。
是非あなたの気持ちを紙に書き出してみて、色々な方向から捉えてみてくださいね。
きっと自分を大切にできますよ。