川中です。
今日は、多くの女性から寄せられる、仕事で自信がもてずに、モヤモヤする気持ちを持つ女性から寄せられる質問についてお話しようと思います。
こんな質問を頂きました。
「転職をして3か月が過ぎようとしています。新しい仕事を覚えたり、周りの人たちと上手くやっていけるか不安です。 もともと、色々と考えすぎてしまい行動出来ません。人に気を使い過ぎてしまったり、相手が自分の事をどう思っているのかが心配で、相手が喜びそうなことを言ってしまいます。 そしてそんな自分に自信がもてずにいます。 どうしたら良いでしょうか?」
というご質問です。
ご質問下さり、有難うございます。
転職先で新しい環境や空間で、仕事や周りの人との人間関係を作っていくのは、希望がある反面、不安も出てきますよね。
私も転職を3回ほど繰り返した経験があるのでとても気持ちが分かります。
仕事の中で、本当は「こうだと思う」という事について、職場の方に意見を言いたいのに「間違っている事を発言したらどうしよう」「新人なのに生意気と思われるんじゃないか」「本当は○○だと思うけれど、○○と発言した方が相手が喜ぶのではないか」と思って、行動できなくなって、どんどんとモヤモヤする気持ちが出てくる事が私も実際感じていました。
そうなると、不安な気持ちも出てきて、苦しく感じてきてしまいますよね。
質問者様の気持ち、とてもよく分かります。
「挨拶だけ」で自信はつく
転職したばかりは、分からない事が多く自信もや不安を感じる事が多くあると思います。
けれど、挨拶はどんなに社歴が浅くても、長くてもする事ができます。
以前、私が美容部員(お化粧品の販売)のお仕事をしていた頃、後輩のAさんが入社しました。
Aさんは誰よりも先に、お店ですれ違う時も、エレベーターに乗るときも、社内の人にも社外の人にも積極的に、常に自分から挨拶をしていました。
Aさんの笑顔と気持ちの良い挨拶が上司の印象に強く残り、Aさんは社内で有名な「挨拶の達人」になっていました。
そして、「お疲れ様です」「ありがとうございます」「お願いします」と自発的に挨拶をしているAさんの周りにはAさんに会いたいと思うお客様が集まっていました。
「自信がない自分はダメ、他人は素晴らしい」と思ってしまう。
自信がないと感じている質問者様に質問を繰り返していくと、
「○○さんの方が社歴が長く、きっと私より仕事ができる。だからそんな自分は自信がない。」という考えを、持っていた事が分かりました。これは、自分では気付いていない意識で、自分の価値を下げていました。そし知らず知らずのうちに「こんな私でごめんなさい。」という態度で人と関わってきていたそうです。 自分が人と対等に接していなかったことに気付いた質問者様は「社歴は違っても、同じ人間、自分が小さくなる必要はない」
と意識するように心がけて、他者とあなたが対等な存在という事を学んでいきましょう。
自信がないので、うまく説明出来ないかもしれない。
自信がないと感じやすい人は完璧主義の傾向がある場合があります。
なんでも自分の中で完璧にしたいと感じやすいため、少しでも出来ていない部分が目に入ると、大変な事になるのではないかと心配になるのです。
完璧に物事を成し遂げるのは大切です。
けれども何でも完璧にこなそうとすると無理が出てきます。
すると、「私に本当に出来るのか?」という不安やモヤモヤを感じて、本来の自分の力を出せなくなってしまいます。
そんな時は「失敗しても良い」と自分に言ってみてください。
そして、その為にするべき行動に優先順位を付けて、やる事を一つずつクリアしていきましょう。
そして、分からない事が出来たら、それを相談してみください。
力を抜いて、取り組む事が、全力で取り組む事に繋がっていきます。
結果が完璧なものにならなくても満足のいく結果になっていくと思います。
まとめ:一人で何でもできる事はない
忙しい現代社会を生きる私たちは、知らず知らずのうちに「自分ひとりで何でも頑張らなくてはいけない」「迷惑をかけてはいけない」と考える事が多くなり、 周りに迷惑をかけてはいけない。
自分で頑張らないといけない。
という気持ちが出てきて、そんな自分を責めてしまう人がいます。
「自分なんて…」「上手くいかない…」という気持ちは、決して悪い事ではありません。
大切なのは、その自分を認めて、不安やモヤモヤする気持ちを上手に付き合う事です。
すると、少しずつ、「自信がない自分」を軽くする事が出来ています。
ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね。